1. インド暦法のāśvina、すなわち木星12年周期の7番目の年。通例は @aa_sin' だが、バガン期の碑文では本碑文中の @aa_sit' 以外に @aa_sut'|@aa_suc'|@aa_chut' などの異形が見られる。なお、āśvinaは中国天文学の婁宿(西洋天文学の牡羊座に含まれる)。
2. 緬暦9月。太陽暦の11-12月に相当。
3. ナダウンミャー王。チャンズィッター王の曽孫に当たる先代ナラパティスィートゥー王の子。
4. mong':ma(_to') は、王の側室、あるいは、王・王妃に近侍する女性の意。
5. buil'baa は、王や大臣に随従する文武の官。
6. パーリ語avīciの最初の部分の音訳が「阿鼻」。
7. 有頂
8. chuiw'ngray' は現代語の chang':raY/duk=kha に当たる。
9. 白檀。現代語の can=da_kuu: に当たる。
10. 直訳すると「赤い白檀」
11. ca_ma_khan' は仏像の台座
12. pok'pok' は米をはじけさせて作った菓子。ビルマでは色付けして仏像に撒く習慣がある。
13. この寺院の名レーミェッナー le:myak'nhaa は、これに因むと思われる。
14. 1ビス pis=saa =1.646kg
15. 1ボー buih' =1/10ビス
16. 1チャット kyap' =1/10ボー。
17. 1マッ mat' は1/4チャット。
18. パーリ語ariyāより。
19. prwan' も ta_laa: も水道管。
20. 行為することの意か?
21. -tha は、動詞と名詞修飾標識 -so との間に入って何らかの語調を表す小辞。
22. kap=pi_ya は「浄い→浄食の」
23. ku_Tii は「房舎」。
24. 「長年連れ添った」の意。
25. インド暦法のkārttika、すなわち木星12年周期の8番目の年。ちなみにkārttikaは中国の昴宿、すなわち西洋天文学のプレアデス星団である。