中村 元『原始仏教 その思想と生活』, NHKブックス111, 1970

「この文字というものはつまらぬものである。このつまらぬことがらについて論争に陥るな」 Suttanipata (Sn).832

この立言は禅宗の「不立文字」や、後世のヴェーダーンタ哲学を思わせるものである 同書 p.57