ロバート・E・ホーン著『ハイパーテキスト情報整理学 -- 構造的コンテンツ作成のすすめ』
日経BP社、新装1版、1995年、3200円。
(ISBN4-8227-2060-8)

7つの原則
  1. Chunking する
  2. 関連性確保(1ブロックで1テーマ)
  3. ラベルをつける(Advanced Organizer, scan, retrieve, skip に有効。ラベルは読み手にとっての機能、目的、内容を示す。)
  4. 一貫性確保(用語・構成を統一する)
  5. 図表を組み込む(integrated graphics)
  6. 詳細情報を組み込む(Accessible detail)
  7. チャンクとレベルを階層化する(情報化の階層化作業を読み手に任せない)
2つの新しい単位
  1. Information map
  2. information block (一つのテーマを記述するための文章、図、表などからなる単位のこと。常にラベルを伴う。200余り)
7つのインフォーメーションタイプ
名称
定義
どんなとき使うか
手順procedure
特定の結果をえるための一連の作業のこと。
(先行判断や、判断結果に基づく動作も含む)
読み手が「どんな要領で行うか」を知る必要のあるとき
プロセス process
時間経過とともに生じる一連の出来事のこと。
読み手が「何が起こるか」を知る必要のあるとき
構造 structure
物理的なもの、複数要素に分解できるもの。明らかな境界のあるもの。
読み手が「主題の外見、構成要素」を知る必要のあるとき

概念 concept
ある属性を共有するもの、条件、出来事、考え、反応、関係などからなるグループまたは階層
読み手が用語、アイデア、抽象的な概念などの意味をしる必要のあるとき
原則 principle
規則、通則、定理、警告
読み手が何をするべきか、してはいけないかを知る必要があるとき
事実 fact
正しいことを裏付ける必要のないデータ
読み手が証明する情報なしに単にデータの記述を必要とするとき
分類 classification
一つまたは複数の基準になる因子を使って、複数の事柄を分類すること。
読み手が複数の情報のグループを、ある基準に従って、整理する必要のあるとき