総括班における峰岸の活動記録

2000年度


現在進行中の作業 (2000.11.現在)

各種調査票、言語データの公開のためのデジタル化・入力作業が進行中

2000.8〜11. Linguistic Survey of India (LSI) のインドにおける話し手1000人以下の言語についてのデータ入力および公開を準備中。(担当:中塩)

崎山理(国立民族学博物館)、長野泰彦(国立民族学博物館)両教授との共同研究。

2000.6〜11. Census of India のデータ入力および公開を準備中。(担当:高崎)

2000.10.アイヌ語樺太方言「浅井タケ昔話全集 I』 (村崎恭子 編訳、1999年)の公開。(担当:岩岡)


2000年度研究経過と今後の予定

第1回全体会議6.24〜25.(神戸六甲荘)

2000.7.〜8. 科研のメーリングリストを開設し、運用を開始した。

第2回全体会議 11/24〜25:公開シンポジウム(京都国際会館)


1999年度研究経過


1998.11.30.特定領域研究(A)「環太平洋の<消滅に瀕した言語>にかんする緊急調査研究」申請書提出

1999.6.11. 文部省によるヒアリングが行われた。(文部省1B会議室:出席者 宮岡、崎山 、峰岸)

文部省ヒアリング資料 (MS PowerPoint ファイル,219KB. )

1999.7.1. 学術国際局長より選定についての正式通知があった。

1999.7.17. 申請書概要の主要変更点を文部省に提出した。


「消滅の危機に瀕した人類言語の予備的調査研究」

1999.6.12. 13:30〜17:00

民博主催の共同プロジェクト研究会に参加した。同プロジェクトは、科研と連動して危機に瀕した言語の研究連絡・発表のために組織されたものである。

場所:民博第6セミナー室

崎山 理 発表:「オセアニアにおける現状と問題点」

柴田 哲男 発表:「東部ポリネシアの場合」

Isolect 「島の集落単位で言語が違う」 トンガとそれ以外の言語 トンガ:能格言語

渋谷勝己 発表:「元第二言語としての日本語の維持と磨滅の諸相」

問題:言語使用人口等に関するデータは,世界的にどの程度蓄積されているのか? これらの情報がインターネットに載っている例は少ないのではないか?
ソロモン諸島などでは,マニュスクリプトであって,DB化されていない。 これは科研の仕事になるのではないか?
ANU では本のタイトルだけDBになっている。 インドでは少数といっても多数である。
言語名:他称と自称との違いなどで,データに混乱がある。 インドでは1万人以下になるとその言語が滅びるといわれる。

危機言語研究の難しさ: 記述研究,誤用分析から人口統計まで,幅広い研究を構想するのか? 基本的人権,言語を話す人の母語権,言語学者の倫理? 言語文化における権利の問題

柴田:島,村に名前があるけれども,集団には名前がない。


「危機言語科研」事前打合せ

1999.6.29.
民博第4研修室(宮岡、崎山、長野、峰岸)

議題

(a) 事務及びホームページについて
(b) 実施計画について
(c) 研究の進行状況報告および成果の公開について
(d) 本年度予算執行について


特定領域研究(A)領域代表者連絡会(三田共用会議所:出席者  宮岡、崎山、池田)


1999.8.17.

企画調整班会議

(13:00-16:30)於民博

出席者:宮岡、崎山、長野、津曲、峰岸

議題:領域研究申請の経緯と今後の活動計画について


第一回拡大総括班会議

1999.10.9--10.

芝蘭会館2F研修室1

10月9日 13:00--13:20 あいさつ

13:20--14:00 成果公刊について (PDF ファイル, 51KB)(崎山理、長野泰彦、峰岸真琴)

14:00--14:30 広報活動について(津曲敏郎)

14:30--14:50 研究支援システム(三村直人)

14:50--15:10 事務手続き(里井純子)

休憩 15:30--16:30

講演「調査研究の計画と成果」杉藤美代子 16:30--17:30

「全世界での SIL の言語調査活動状況」 鳥羽季義

18:00 懇親会(芝蘭会館レストラン)

10月10日

9:30--11:30 活動計画 A01-04班(柴田、津曲、池田、真田)

休憩 11:50--13:20

活動計画 B01-03班(角田、梶、松村)


1999.10.16.実施打合せ(長野、峰岸)

場所:AA研峰岸研究室

議題:今後の実施計画について


1999.10.25. 業者との打ち合わせ

場所:AA研峰岸研究室

ソニーPCL 社 デジタルメディア部メディア営業課 立石一真係長


1999.12. -- 2000.2.

樺太アイヌ語の音声処理打ち合わせ

村崎恭子(横浜国立大学教授)

場所:AA研峰岸研究室

『浅井タケ昔話全集 II』 (村崎恭子 編訳、1999年)の音声付き公開について

作業内容を決定した。作業担当:泉谷 聡子

原文の MS Word ファイルをテキスト化、HTML 化する。

Audio CD, あるいはCD-R の wav ファイルを切り出し、文あるいは段落ごとに 11kHz のwav ファイルとして、原文の HTML ファイルにリンクする。

使用ソフト: SoundEdit2 (Mac) 音声ファイルの切り出し、サンプリング周波数変更、モノラル化

テキスト処理:jgawk, 音声切り出し:SoundEdit サンプリング周波数変換バッチ処理: SoundEdit Automator

アウステルリッツ氏録音のアイヌ語資料の音声デジタル化について

作業内容を決定した。

パイオニア CD-Recorder を用いて、カセットテープのアナログ音源を Audio CD 化し、今後の公開準備を行う。


2000.3--6.

『アジア・アフリカ言語調査票』の試験公開作業を行った。

『チベット語分類辞典』(北村甫、長野泰彦著)のオンライン公開版作成作業を行った。
perl-cgi によるオンライン版の作成作業担当者:小林正人(AA研COE非常勤研究員)、松原潤(麗澤大学大学院学生)


第2回拡大総括班会議

日時 平成12年3月4日・5日(土・日)

場所 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 大会議室(2号館4階 2416)