番号:047 年月日:ヒジュラ暦1305年ラマダーン月27日(1888年6月7日) 劇場:シェフザーデバシュのディレクレルアラスゥにあるメフメト・エフェンディの コーヒーハウスの庭に新たに造られた劇場 劇団:オスマン幻想劇団 演目:アタラ、あるいはアメリカの未開人 構成:舞踊劇5章 解説:19世紀フランス文学の幕開けの作品として名高い、1801年シャトーブリアン原 作の『アタラ』(副題は「荒野におけるふたりの未開人の恋愛」)。ヨーロッパ諸国 で美術や音楽などの領域にまでひろがったアタラ・ブームがイスタンブルへもおよん だことが理解される。リアルな挿絵が劇の場ごとに描かれている。ここでいう「コー ヒーハウス」とはトルコ語ではkiraat haneで、本来は読書をしたり、談話したり、 コーヒーを飲む男性の集まるサロンであったが、今日では読書をする場という機能は 薄れ、ゲームやコーヒーを楽しむ男性の娯楽の場となっている。 画像を拡大する。 |
![]() |