アジアの文字と出版・印刷文化及びその歴史に関する調査・研究
― デジタル化移行の基礎として ―


研究計画の目的アジア諸言語及び諸文字の情報処理を可能にし、安定したデジタル化の基礎を与えるためには、活版印刷時代から確立していた出版・印刷文化中でのこれらの扱いを十分に検討した上で、デジタル化を検討する必要がある。特に、各国語での活版印刷における活字の扱い、組み版及び(五十音順などの)文字の並び順の扱いなどは、出版・印刷文化の中で発達してきた文字及び言語の扱いの検討によってのみ現代的な言語情報処理環境が得られる。この研究では、アジア諸言語及び諸文字のデジタル化にあたっての基本方式の検討を行うために、アジアの三つの代表的な文字と書字システム(script)を選んで、調査・研究を行う。

氏名所属機関・部局・職名専門領域学位役割分担
研究代表者
町田和彦東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所・教授南アジア言語学文学修士インド系文字、アラビア系文字、全体統括
研究分担者
芝野耕司同上・教授情報工学工学修士漢字、漢字班統括
豊島正之同上・助教授言語情報処理文学修士漢字
高島淳同上・助教授言語情報処理文学修士インド系文字、インド系文字班統括
峰岸真琴同上・助教授東南アジア言語学文学修士インド系文字
上岡弘二同上・教授言語学文学修士アラビア系文字、アラビア系文字班統括
飯塚正人同上・助教授西アジア史文学修士アラビア系文字
新免康同上・助教授中央アジア史文学修士アラビア系文字
西尾哲夫国立民俗学博物館・助教授言語学文学修士アラビア系文字
鈴木広光九州大学文学部・講師言語学文学修士漢字

テスト・ビデオ (490k MPEG)
カルカッタの活版印刷所
カルカッタの活版印刷所の入り口

椰子の実を売る人(カルカッタ) (17M MPEG)