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| ■伝承19. ヤシ酒と疥癬病みの男 |
| むかし、バター村 Gbataaのある男がラフィアヤシから酒を採っていた。そこにもう一人の男がいた。この男は疥癬病みがひどいために村を追い出され、森にくらしていた男だった。だからいつでも森のなかにいたのだ。 ある日、酒採り男がラフィアヤシの酒採り場に行ってみると、ヤシの木のてっぺんに疥癬病みの男がいるのを見つけた。ハッ! これはたいへんなことになった。むかしのひどい傷といえば、それは疥癬だったからだ。こうして村の者たちは話し合った。「あの男がこうしてわれわれの酒を飲んでいるというのなら、もうあの酒を飲むことはできない。われわれがラフィアヤシの酒を飲んでいるかたわらで、ああした悪い病いをもつ者がいつもいつも、われわれのヤシのてっぺんに上っていることになるからな」。 村の者たちは、このことがらについて“誓いの呪い”を食べた。むかしの人々のことがらというのは、“誓いの呪い”を食べるということだったのだ。“誓い”を食べるときに、人々はこう言った。「ラフィアヤシの酒を飲むときのヒョウタンのひしゃくを、われわれはもう二度とくちびるの上に置くことはないだろう」と誓ったのだ。 (Yaak |
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