星研究室 >> 認識ちゅん平会 >> 大学者ゲンドゥンチュンペー伝「浄らかな光明」 >> 序章

序章

pp.523-524 担当:浅井万友美

無限の空のような深く明晰な知恵のただなかで
明るく輝く光りのような実際の知識により
無明の闇を除くゲンドゥン・チュンペーという
大きな太陽が勝利しますように
その足の塵に恭しく師事し
心と意識の百もの扉をすっかり開き
追慕の念とともに、ここで守護者たるあなたの
稀有なる伝記を書くことをお許しください

このように寿ぎ、伝記執筆の許可をお願いする詩を先に示した。ゲンドゥン・チュンペー先生という遍くその名声が広まった方のきわだった良き業績を残らず、私のような者が言い尽くすことはできないが、その足の塵を身近に受ける縁を得たため、先生の行いをいくらか知っており、書面や信頼に足る人のお話からも補って誇張を排した伝記を(書くようにと)同志諸君が勧めてくれた。また自分でも先生の恩を思い感謝するために書いたものである。さて先生は仏教と世の中のこといずれについても、真理の洞察と公正な立場での深い理論法則によりひるむことなく、非常に明確な独自の見解と意識によって現代人の心眼を開くという真摯なやり方をとった方である。だから、ごく一部の反動分子が妬みにかられて自派をそそのかした上、特に帝国主義者は政治的大病をわずらっていたため先生をひどく迫害したが、ついには先生のすばらしい業績が勝利を得て、先生は国の内外で名声が高まったという経緯がある。そして、あらゆる学問に精通した大学者となった。この、先生の業績を伝記に書くということは、以前なら思い浮かぶことさえむずかしいことであったが、今偉大なる共産党の正しい指導の下、このような良い時代になって、私は賞賛をもってこの偉人の伝記を書き、著作を編集する機会を得た。これに対し、なんと幸運なことかという無限の喜びが生じた。前書きはこの辺でおわりにする。

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