チベット文字の画像データベースの構築プロジェクト Tibetan Script Project


Tibetan Script Projectについて

last update 2002-1-10


プロジェクトの構想と目標

構想

チベット文字の表記体系の歴史的変遷をたどるため、敦煌写本および木版印刷・活版印刷による出版物を収集し、その中に含まれる文字を画像データとして集積し、データベース化する。

また、敦煌写本に関しては、従来より進めてきた電子化データの蓄積を引き続きおこない、テキストデータベースを拡充し、研究成果として公開する。

本プロジェクトの意義としては、これまで網羅的に調査されることのなかったチベット文字の歴史的変遷を実証的に明らかにすることが挙げられる。また、敦煌写本のテキストデータベースおよび文字の画像データベースをweb上で公開することにより、チベット古代の歴史、宗教、言語に関する研究の新しい展開のために貢献することができる。

目標

(1) 短期目標
・重要文献の収集。
・文字の画像データ収集のための枠組み作り。
・文字画像の切り出しのための準備。
・チベット文字表示システム、および検索システム、ソーティングシステムの完成。

(2) 長期目標
・文字の画像データ切り出しとデータベース化。
・表記体系の歴史的変遷に関する研究。


メンバー

プロジェクト責任者 星 泉 東京外国語大学AA研助手 プロジェクト統括
研究協力者 鈴木隆泰 山口県立大学助教授 大蔵経及び関連文献
永崎研宣 山口県立大学講師 大蔵経及び関連文献,文字処理
今枝由郎 CNRS主任研究員 古代チベット語文献
武内紹人 神戸市外国語大学教授 古代チベット語文献
大原良通 関西大学非常勤講師 古代チベット語文献
石川巌 東方研究会講師 古代チベット語文献



hoshi@aa.tufs.ac.jp