資料2.招請状(日本語訳)

<1枚目>

招請状

在日韓国大使館御中

ご機嫌麗しゅう存じます。
 私は,ソウル大学校比較文化研究所の所長として,下記の目的により,下記の人物を,定められた期間,本研究所に招聘することを証明いたします。
 本研究所は,社会科学と人類学を背景として,東アジアの文化を包括的に研究する目的で設立されました。今回は韓国文化を研究する東京外国語大学所属の研究者を招聘することとなりました。本研究所の事情により,招聘する研究者には一切の給料が支給されず,旅行経費も支払われません。本研究所に招聘される間,研究者には研究室を提供し,大学の施設を利用できる権利を付与いたします。この点について,特別の理解がございますよう,お願いいたします。

招聘対象者:本田 洋(1963年8月14日生)
招聘対象者の所属:日本,東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所,助教授
滞在目的:学術研究
研究主題:韓国における海外学術調査及び現地研究の方法に関する総合的研究
滞在期間:2001年11月30日から2002年1月7日まで
経費の出処:日本2001年度科学研究費補助金(基盤研究(A)海外学術研究)「海外学術調査・フィールドワークの手法に関する総合的研究」(研究代表者:東京外国語大学教授石井溥)

 上記の者が,滞在期間中,滞在目的と研究主題に即した活動を行うよう監督し,関係部署の指示を遵守するよう指導することを銘記いたします。問い合わせ事項は,当研究所にご連絡くだされば有り難く存じます。ご健勝をお祈り申しあげます。

作成日:2001年10月24日
作成者:所長 全○○教授

ソウル大学校比較文化研究所長 印
 

<2枚目>

招請事由書

 ソウル大学校比較文化研究所は,様々な社会の文化的様相の多様な側面を比較文化的観点から科学的方法で研究することにより,人類文化の普遍性と多様性はもちろんのこと,韓国文化を含む個別文化の特殊性を探求する場です。その一環として,社会科学と人類学を背景として,東アジアの文化を包括的に研究するため,今ここに,日本東京外国語大学の本田洋研究者を招聘することとなりました。本田洋が「韓国における海外学術調査及び現地研究の方法に関する総合的研究」という主題で,2001年11月30日から2002年1月7日まで,研究を行うように,本研究所に招聘する次第です。

2001年10月24日

ソウル大学校比較文化研究所長 印