『文字の世界史』 ルイ=ジャン・カルヴェ


文字の起源は、そのままでは保存不可能な、話し言葉を含む身振り表現を記述するための絵画表現であるとし、記号表現の体系としての文字の、言語との相違を論じている。また、文字が元来持つ権力との密接な関係を指摘し、文字に対するアルファベットを中心とした目的論的視点を批判している。


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