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 C-6: Buku Peringatan Ulang Tahun Ke-X Chung Hua Tsung Hui Pekalongan
(『北加浪岸中華總會十週年紀念特刊』)


 発行元:  Chung Hua Tsung Hui Pekalongan (1956年)
 言語:  ムラユ語、中国語
 備考:  中ジャワ州プカロガン市の中華總會の10周年記念刊。
原資料からのスキャン・データ。
表紙カラー、本文モノクロ、全82ページ(表紙含む)、アルファベットOCR処理済み。 
資料提供: Harianto Sanusi氏


  No.   ファイル   サイズ   内容 
1  data (part 1)   38.4 MB  マレー語本文 
2 data (part 2) 28.3 MB  広告、中国語本文 



解説

■発行元について
 中ジャワ州プカロガン市の中華總會は1946年2月に設立された。本書は、5周年の節目時に次いで2冊目となる記念刊である。


■内容について
 冒頭の記事「プカロガン中華總會10年、その小史(C.H.T.H. Pekalongan 10 Tahun, Sedikit tentang sedjarahnja)」では、1946年に設立された同会が、プカロガン市がオランダの占領を受けていた1947-49年の期間を含め、インドネシア独立戦争期に直面した困難な状況が記されている。特に、オランダによる「警察行動」時、南のバトゥール(Batur)方面から逃れてきた「僑胞(Kiaopao)」を救うため、同会内に難民救護委員会が組織されたことが注目されよう。インドネシア独立後の特筆すべき活動としては、数次にわたり中華人民共和国へ視察に訪れたことに加え、中華總會の位置付けや華人の関心事等について論議すべく中ジャワ州中の中華總會を集めた大会を開くことを提唱し、実現させたことなどが挙げられている。
 地元自治体関係者からの挨拶文に続き、周辺他市町の中華總會からの賀辞が掲載されており、都市を横断した華人団体間の繋がりが窺い知れて興味深い。次いで、歴代役員による短い記事、26ページからは歴代の役員名簿が掲載されている。
 後半は、30ページに及ぶ広告欄に続き、最後は12ページにわたって中国語による賀辞・記事となっている。


 



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