B-1: | Sin Po Jubileum-Nummer 1910-1935 (『新報二十五周年紀念特刊』) |
発行元: | Sin Po (1935年) |
言語: | ムラユ語、オランダ語、中国語 |
備考: | 1910年に創刊された、華人を主な読者層とするムラユ語日刊紙『新報』の35周年記念刊。 原資料をスキャンしリプリントしたものを電子化。 モノクロ、全290ページ(表紙含む)、アルファベットOCR処理済み。 資料提供: Harianto Sanusi氏 |
No. | ファイル | サイズ | 内容 |
1 | data (part 1) | 121.3 MB | 表紙、広告、絵画、ムラユ語本文 |
2 | data (part 2) | 53.6 MB | オランダ語本文 |
3 | data (part 3) | 141.8 MB | 中国語本文 |
■解説■ |
■発行元について |
『新報』は1910年10月10日、華人を主要な読者層とするムラユ語週刊誌として創刊、1912年4月1日からは日刊紙となった。当初は、オランダから官職を与えられた有力華人たちが後ろ盾となっていた『商報(Siang Po)』に対抗する形で創刊された『新報』は、政治的にも文化的にも中国を第一とする立場を主唱した。1930年代には、文化的には中国の方を向きつつも便宜的にオランダ臣民籍をとることを主張した中華會(Chung
Hua Hui)グループ、インドネシアの地を第一とするインドネシア中華党(Partai Tionghoa Indonesia)のグループと立場を大きく三分し、中華ナショナリズム推進の立場は"Sinpoisme"と呼ばれるほどであったという。1921年からはムラユ語版に加え中国語版を出版、また1923年4月からは『新報週刊』も刊行し、共に人気を博した。 編集には朱茂山(Tjoe Bou San; 1891-1925年)、郭克明(Kwee Kek Beng; 1900-1975年)などの論客が携わり、またインドネシア国歌"Indonesia Raya"の作曲者Soepratman (1903-1938年)もここで記者を務めていた。新中国成立後は大陸支持の立場から論陣を張り、『競報(Keng Po)』や『康報(Kuang Po)』などと対立した[Setiono 2002: Bab XXIV-XXV; Surjomihardjo et.al 2002: 41-75]。 |
※参考文献 |
Setiono, Benny G. 2002. Tionghoa dalam Pusaran Politik. Jakarta: Elkasa. |
Surjomihardjo, Abdurrachman et.al (Tim Peneliti Sejarah Pers di Indonesia). 2002 (1980). Beberapa Segi Perkembangan Sejarah Pers di Indonesia (Cetakan ke-2). Jakarta: Penerbit Buku Kompas. |
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