讀下:8-2186

文書構造

讀み下し文

文書本体

出納物品

【……。】

本文

【……】□□服、弓弩裛二、(なが)きこと各々七尺。

有殿[i]、入る。

附記

監查記録

【……。】

作成記録

瘳手す。

[i] 有殿、弓弩裛を納入した人を指す人名か。一説には、「殿」は「純」に通じ、へり・ふちの意。『封診式』には、

081 (前略)乙以迺二月爲此衣,
?082 五十尺,帛裏,絲絮五斤 (裝),繆繒五尺緣及殿(純)。(後略)
といい、整理小組は、
純,《爾雅·釋器》:“緣謂之純。”注:“衣緣飾也”。
と注釈する。「殿」を「純」と読み替える場合には、「有殿(=(へり)有り)」は、「袤各七尺」と同様に、出納物品に関する説明と理解され、出納に関わる附記の「入(=入る)」との間に文が切れる。