文書構造 |
讀み下し文 |
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文書本体 |
出納物品 |
【……。】 |
本文 |
【……】□□服、弓弩裛二、袤きこと各々七尺。 |
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? |
有殿[i]、入る。 |
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附記 |
監查記録 |
【……。】 |
作成記録 |
瘳手す。 |
[i] 有殿、弓弩裛を納入した人を指す人名か。一説には、「殿」は「純」に通じ、へり・ふちの意。『封診式』には、
081 (前略)乙以迺二月爲此衣,
?082 五十尺,帛裏,絲絮五斤 (裝),繆繒五尺緣及殿(純)。(後略)といい、整理小組は、
純,《爾雅·釋器》:“緣謂之純。”注:“衣緣飾也”。と注釈する。「殿」を「純」と読み替える場合には、「有殿(=純有り)」は、「袤各七尺」と同様に、出納物品に関する説明と理解され、出納に関わる附記の「入(=入る)」との間に文が切れる。