讀下:8-2008a=b

文書構造

讀み下し文

添付書類(作徒簿)

表題

 

人員

 

小計

 

本文

一人は□す。朝。

一人は獄訊有り。目。

一人は鳥を捕う。城。

一人は船を治む。疵。

一人は作務を爲す。且。

一人備弓を輸(おく)る。具 。

【……。】

【……。】

【……。】

文書本体

書出

(二十九年218)後九月丙寅[i]、司空の色、敢えて【之れを】言う。

本文

【……。】

書止

【敢えて之れを言う。】

附記

集配記録

【……。】

作成記録

【……。】

[i] 本簡の作成年代は、暦日と司空色の経歴に基づいて秦始皇二十九年と推定される。案ずるに、遷陵県の存続期間中、後九月丙寅が見られるのは、221 始皇廿六年後九月己酉朔丙寅(8 日)・218 廿九年 後九月辛酉朔丙寅(6 日)・210 卅七年後九月乙巳朔丙寅(22 日)の三回のみである。司空嗇夫の色の経歴と合うのは、その中の二十九年のみである。