讀下:8-1839

文書構造

讀み下し文

文書本体

出納物品

【……。】

本文

【某年某月某日[i]、】啓陵鄕守の增・佐の・稟人の小、出だし、大隷妾の徒に(さず)く。

積算根拠

十二月の食。

附記

監查記録

令史逐、視平す。

作成記録

手す。

[i] 本簡の紀年は、稟人の小に基づいて推測すれば、三十一年の可能性が考えられる。小は三十一年正月・六月・七月にそれぞれ一回啓陵郷の稟人として、史料上現れ、その前後の時代と確定できる史料には全く姿を現さない。一方、增は三十年九月と三十一年正月に少内守(8-1583+0890)と司空守(8-0426+8-1632+8-0212・8-0474+8-2075)として、は三十年九月に少内佐として見える。