讀下:8-1155

文書構造

讀み下し文

郵書の特定

発行部署+数

獄東曹が書、一封。

封印

(遷陵)丞が印。

宛先

太守府に詣る[i]

集配記録

二十八年(219)九月己亥(02)、水下四刻、隸臣の申、以て來る。

[i] 詣、いたる・いたす意、ここでは、文書の送り先をいう。西北漢簡の郵便記録にも同様な表現が頻出する。例えば、1930年代居延漢簡の簡130.8(A27)には、

入南書二封。

皆居延都尉章。九月十日癸亥起。一詣敦煌,一詣張掖府。郵行。

永元元年九月十四日夜半,椽受路伯。

南書二封を入る。 皆な居延都尉の章(あり)。九月十日癸亥起つ。一は敦煌に詣り、一は張掖府に詣る。郵もて行る。永元元年九月十四日夜半、椽、路伯より受く。             

という。