讀下:8-0830+8-1010

文書構造

讀み下し文

文書本體

書出

【某年某月某日朔某日、洞庭假守の某[i]、縣嗇夫/遷陵嗇夫に謂う。】

本文

状況説明

【……。】

用件

【……。】

附記

【……】主食[ii]發(ひら)け【と署(しる)せ。[iii]

書止

它は律令が如くせよ。

附記

發行形式

●沅陽が印を以て事を行う。

送達記錄

【(某月某日某時,某人半(ひら)く/發(ひら)

作成記錄

【某手す。】

[i] 簡8-0759には、洞庭守の禮、8-1523には、洞庭(假)守の繹が見えており、本簡と同様に、「沅陽が印を以て事を行う」と記されている。

[ii] 主食、食料支給担当の意と推測される。

[iii] 主食發は、本簡に對する返信の封檢に、「主食が開封のこと」と記すよう指示した文言の一部、殘缺の冒頭部分には、「署」字があったと考えられる。斷簡ではあるが、本簡が返信を求める内容であることがわかる。