讀下:8-0692a=b

文書構造

讀み下し文

添付書類

【……】泰半升【……。】

文書本體

書出

【某年某月□】亥朔朔日[i]、庫の建、【敢えて之れを言う。】

本文

【……。】

書止

敢えて之れを言う。

附記

集配記録

(某月)某日某時,某人以て來る。/某半(ひら)く/發(ひら)く。

作成記録

【某手す。】

[i] 朔日、陰曆の月の一日。『説文解字』月部には、

朔,月一日始蘇也。

朔、月一日にして始めて蘇る也。

という。曆日の表記に「朔日」という表現を用いるのは、靑川秦代木牘や里耶秦簡等の秦代の史料に限られており、居延などの漢簡では、朔日にも干支を用いる。例えば、本簡の「□亥朔朔日」は、居延漢簡等では「□亥朔□亥」と表記される。