文書構造 |
讀み下し文 |
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添付書類 |
【……】泰半升【……。】 |
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文書本體 |
書出 |
【某年某月□】亥朔朔日[i]、庫の建、【敢えて之れを言う。】 |
本文 |
【……。】 |
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書止 |
敢えて之れを言う。 |
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附記 |
集配記録 |
【(某月)某日某時,某人以て來る。/某半(ひら)く/發(ひら)く。】 |
作成記録 |
【某手す。】 |
[i] 朔日、陰曆の月の一日。『説文解字』月部には、
朔,月一日始蘇也。
朔、月一日にして始めて蘇る也。
という。曆日の表記に「朔日」という表現を用いるのは、靑川秦代木牘や里耶秦簡等の秦代の史料に限られており、居延などの漢簡では、朔日にも干支を用いる。例えば、本簡の「□亥朔朔日」は、居延漢簡等では「□亥朔□亥」と表記される。