文書構造 |
讀み下し文 |
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添付書類(作徒簿) |
表題 |
三十年(217)十二月乙卯(26)、畜【官守の丙が】作徒簿。 |
人員 |
司空より居貲【……二人】を受く。 倉より隸妾三人を受く。 小隸臣は一人。 |
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小計 |
凡六人。 |
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本文 |
一人は、馬を武陵に牧す。獲。 一人は牛を牧す。敬。 一人は羊を牧す。□。 一人は連を武陵に爲(おさ)む[i]。薄沮 一人は病む。燕。 一人は菅を取る。宛。 |
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文書本体 |
書出 |
十二月乙卯(26)、畜官守丙、敢えて之れを言う。 |
本文 |
上す。 |
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書止 |
敢えて【之れを】言う。 |
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附記 |
集配記録 |
十二月乙卯(26)、水十一刻、刻下一,佐貳以來。【/[ii]】尚半く。{筆跡の同異は判然とせず} |
作成記録 |
/□手す。 |
[i] 漢語大詞典:指牲畜交配。
《呂氏春秋‧明理》:“馬牛乃言,犬彘乃連。”
高誘注:“連,合。”
[ii] 「/」は綴合の繫ぎ目に当たっており、見えないが、様式に基づいて補った。