讀下:8-0155

文書構造

讀み下し文

添付書類

【?】[i]

文書本體

書出

四月丙午朔癸丑(08)[ii]、遷陵守丞の色、少内に下す。

用件

謹みて之れを案致せよ。

附記

書到らば言え。金布發(ひら)けと署(しる)せ。

書止

它は律令が如くせよ。

附記

送達記錄

/四月癸丑(08)、水十一刻、刻下五、守府の快、少内に行(や)る。

作成記錄

欣(きん)手す。

[i] 第一行の「到」字の上、第二行の「癸」字の上および「守府」の二字の閒に編綴紐の痕跡が認められる。本簡はもと遷陵縣廷から少内に「下」された文書もしくはその他の文字資料とともに册書を構成したと考えられるが、簡8-0159に記されている制書と三十二年二月丁未朔辛亥の下達文書とがこの添付資料に当たる可能性が高い。

[ii] 朔日に基づいて、この日は秦始皇三十二年(215)四月初八日と確定できる。