讀下:8-0109+8-0386

文書構造

讀み下し文

添付書類(上行文書)

文書本體

書出

二十五年九月乙酉朔【某日、某職の某、敢えて之れを言う[i]。】

本文

資料根據

【遷陵(?)】曰わく、

蓬より鐵權【……を】受け【……。】

用件

【……】蓬定めて以て遷陵に付し[ii]【……。】

書止

【敢えて之れを言う。】

附記

集配記録

-

作成記録

【某手す。】

文書本體

書出

九月丁亥(03)、蓬丞の章、敢えて【遷陵丞主に告ぐ。】

本文

【……。】

書止

【敢えて主に告ぐ。】

附記

集配記録

【/(某月)某日某時、某人、以て來る。/某半(ひら)く。】

作成記録

【/某手す。】

[i] 案語(残欠は文書構造に関する推定に基づくので、文書構造について次の三点を説明すべし。

・添付書類の発信者は蓬の県官(→「敢言之」)

・根拠資料は、県からの問い合わせ若しくは依頼の文書(→【……】曰=遷陵曰)

・蓬丞章の文書の受信者は遷陵県。(→敢告遷陵丞主)

[ii]この部分も、情況説明の一部で、主文は恐らく「謁告遷陵、以律令從事』といった内容であろう。