文書構造 |
釈文 |
|||
添付書類② |
文書本体 |
書出 |
【……。】 |
|
用件 |
【……】□□不【……。】 |
|||
書止 |
【……。】 |
|||
附記 |
集配記録 |
【……。】 |
||
作成記録 |
敬手す。 |
|||
添付書類①(上行文書) |
文書本体 |
書出 |
【(某年)某月(某日朔)某日、某職某人、敢えて之れを言う。】 |
|
本文 |
【……】 |
|||
書止 |
【敢えて】之れを【言う。】 |
|||
附記 |
集配記録 |
【(某月)某日某時、某人(某處に)行る。】[i] |
||
作成記録 |
/駔手す。 |
|||
文書本体 |
書出 |
【(某年)某月(某日朔)某日、某職某人、敢えて之れを言う。】 |
||
用件 |
【……】[ii] |
|||
書止 |
【敢えて】之れを言う。 |
|||
附記 |
集配記録 |
【(某月)某日某時、某人(某處に)行る。】[iii] |
||
作成記録 |
堪手す。 |
|||
附記(?) |
印……[iv]。 |
[i] “駔手”下有刮削痕跡,據文書格式,此處應有收發記録。
[ii] 本簡には、三つの作成記録が見えており、文書本體のほかに少なくとも二つの文書が添付されていることが判る。また、文書本體が占める簡面は僅か一行弱に過ぎず、主文が極めて短いことも疑いない。そこから推測するに、主文は、「寫上」もしくは「寫上。謁報」という可能性が高いと考えられる。そうした可能性に基づいて、本簡を〇一甲h「寫上」型の末尾に附した。
[iii] “堪手”下有刮削痕跡,據文書格式,此處應由收發記録。
[iv] 背面のこの行は、單なる附記ではなく、元獨立した文書を構成していた可能性も否定できない。その場合には、この行が「文書本體」であり、正面最後の行は「添付書類」という位置づけとなる。