讀下:8-0021

文書構造

讀み下し文

添付書類(上行文書)

文書本體

書出

【二十九年十一月某日朔某日、某職の某、敢えて之れを言う。】

本文

【……】計を【……して】、以て具(つぶさ)に器計[i]を付するも、二十八年は、來報せず[ii]

書止

敢えて之れを言う。

附記

集配記録

【(某月)某日某時,某人以來。(某半/發。)

作成記録

【某手。】

文書本體

書出

十一月乙丑(29)[iii]、遷陵【の某、敢えて……に告ぐ。】

本文

寫移す。令史、律令を以て從事すべし。

書止

敢えて【主に】告ぐ。

附記

集配記録

【/(某月)某日某時、某人、行(や)る。

作成記録

【/某手す。】

 

[i] 器計、初出。

[ii] 案語(文意)。「付計」の仕組みが分かりにくいので、「来報」と「付計」の関係を説明すべし。

[iii] 添付書類の文書において二十八年の計を議論していることから、本文書の発信暦日である「十一月乙丑」は、二十九年十一月二十九日と推定される。(目黒作成)