讀下:5-06a=b

文書結構/層次

讀み下し文

附件②

文書主體

開頭

【……洞庭假】守の齮(ぎ)、縣丞に謂う[i]

正文

書に聽(したが)いて從事せよ。毋害なる獄史に令して【……】廉求し、讂(もと)めて捕えしめよ。令・丞・尉は、善く敦く循行し、以て謹みて【……】□□而して得ざらしめよ[ii]

附記

各々道次を以て別書傳えよ。執法が屬【官……】□卒史及び諸々の稗官の、其の縣界中に在る者は、各々【……】告げて【……。皆な】郵を【以て】行(や)れ。書到らば、相報ぜよ。報ぜずんば、追せよ。□□【……。獄】東曹發けと【署せ。】

結尾

它は律令が如くせよ。

附記

道ごとに【一書。●某印を以事を行う。】

附記

收發記録

【……】□走の申、以て來る。□□/□發(ひら)く。

作成記録

□手す。

附件①

文書主體

開頭

□【……。】

正文

【……。】

附記

【……獄】東曹發け【と署せ。】

結尾

【……。】

附記

收發記録

【……】□成里の公士の□、以て來る。/□發(ひら)く。

作成記録

【……。】

文書主體

開頭

【……。】

正文

【……】□……得擄【……。】

結尾

【……。】

附記

收發記録

【……】以て來る。/□發(ひら)く。

作成記録

【……手す。】

保管記録

凡そ四簡。

削り残し

[i] 本簡には未釈読部分が多く残るが、記載の文書は、洞庭太守府から所属の各縣などに同一内容を通達するものであり、「毋害獄史」に命じて、厳重に捜査と逮捕をさせ、丞・尉には巡行するよう指示している。從人のような重大案件の広域指名手配等のに関連する文書ではないかと推測される。

[ii] 本簡は洞庭太守府から所属の各縣などに同一内容を通達したものであり、「毋害獄史」に命じて、厳重に捜査と逮捕をさせ、丞・尉には巡行するよう指示されている。おそらくは從人のような重大案件の広域指名手配に関連する文書だと考えられる。