基礎形態:……
加工形態:……
特記事項:
・校釈は簡首が黒塗りされているとするが、原釈文は取っておらず、単なる墨点もしくはシミの可能性も考えられる。また、図版から判断する限り、上端が欠けている可能性が高い。残形だとすれば、簿籍の末尾簡と断定できない。
・下端近くに紐が巻かれた痕跡が確認される。末尾簡として簿籍の上に巻き付けられた可能性が考えられる。
・下端近くに墨蹟ともとれる黒い影が見える。削り残しのほか、或いは欠落部分にわたる記述があった可能性も考えられる。
・下が斜めに裁断されている。下の斜め加工は、封檢の特徴であるが、記載内容は簿籍の集計である。もと簿籍の簡を加工して封檢として用いようとしたが、用いないまま廃棄されたものかと思われる。
第一行