釈読問題8-0751b+8-0702a

基礎形態:……

加工形態:……

特記事項:

本簡綴合據校釋一。

【説明】正背面書寫順序相反。

背面(8-0751正+8-0702背)見二一“律令”,筆跡與正面不同。

  

第一行

“曰”:字形は特殊だが、1224・1792の「曰」は近いか?
「當歸今已」が簡末に二行に分かれて詰めて書かれている。それは、本簡が單獨で用いられたためか、事後訂正の痕跡であるためと推定される。前者の場合には、最初から送達記錄と作成記錄が記されなかった可能性が高いが、長さからして、欠けている上方には、曆日が書かれていたと推測されるので、〇一乙dの特殊書式①とも差異が認められる。なお、簡の背面には、本文書と無關係な律令が上下を逆さにして書寫されているが、書寫の前後關係は必ずしも確定できない。