釈読問題8-0269
基礎形態:……
加工形態:……
特記事項:
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第一行
本簡の制作年代は、秦王政二十五年二月ないし三月と推定される。案ずるに、記載の伐閱は秦王政十一年の九月に釦が史に叙任(隃は除の誤字か)された時点から書き起こす。それから、釦は十三年五か月十二日下級官吏を務める経歴を積み上げたが、その間病気等の要因で休んだことはなかったようである。十一年九月の朔日に叙任されたとすれば、制作年月日は二十五年二月十二日となる。
第二行
“□”,原釋文、校釋作“□”,館藏簡作“錢”,據陳劍指教,未釋字形體與“籍”相近。因爲“籍計”一詞未見其它辭例,詞義不十分清楚,並且“耒”形和右下方“日”形都與典型形體略有出入,所以暫時存疑。