基礎形態:……
加工形態:……
特記事項:
綴合について、校読1に「三片整理者綴合」とあり、校釈2に「整理者綴合」とあるが、里耶貳の綴合表には収録されていない。そのため出典および綴合根拠は不明(石原レジュメ)。また、そのほかに9-2164も綴合しているが、形状および字跡は必ずしも合わない。 6-23+9-2049に+9-2164できるかは問題がある。内容および書式上は非常に近く、数字も一致する。しかし、一行目の「奬」字は復元できず、二行目は行の位置がずれてしまい、割れ目の不明字も上半分と下半分がずれて合わない。木目も合わない。これだけ内容が一致し、割れ目の形状も似ていると綴合したくなるのはわかるが、おそらく誤りである。ただし、6-23+9-2049と9-2164は内容から見て、関連する簡であることは間違いないであろう。同一内容の別の券である可能性もある。(石原レジュメ) 綴合ができない傍証にはさら、9-2049の刻歯の「八十」がある。現存の6-23+9-2049には、「八十」と関連する記載がなく、恐らく残欠部分に記されていると考えられるが、9-2164にも、関連記述はない。
第一行
史料引用……