美術

バガンの美術には、ビルマ美術史上高い評価を受けるものが少なくありません。注目すべきものを以下に挙げます。



迦葉仏(かしょうぶつ)像
アーナンダー寺院(バガン旧都城東)

アーナンダー寺院主室中央に四方を向いて立つ過去四仏のうち、南を向いている仏像です。北の拘楼孫仏(くるそんぶつ)とともに、建立当時のものといわれます。



壁画
テッチャムニ寺院(ニャウンウー市東北方)

13世紀初頭の建立とみられるテッチャムニ寺院は、ニャウンウー市の東北方、小高い丘の道を通り、小川にかかる橋を渡ったところにあります。内壁には、二十八仏・釈迦本生譚・スリランカへの仏教伝来にかかわる事柄などが、墨文付きで描かれています。特にスリランカに関わる壁画は他に例を見ないといわれています。