1. 開催の趣旨 |
「タイ文化圏」はタイ王国が中心の文化圏ではありません。タイ系言語を話す民族はタイ王国ばかりではなく、
現在のミャンマー、中国、ラオス、ベトナム、アッサムなどにもたくさん住んでいます。
このことは歴史的にこの一帯にタイ系民族を中心とした小王国がたくさん存在していたからに他なりません。
国境で分断されてしまった現在においても尚、文化圏として存続し機能し続けています。
ところが、世界のマスコミの報道は政治的側面ばかりを取り上げる傾向があり、
その文化圏としての存在及び実態を一般の人が知る機会はほとんどありません。
こうした地域の歴史・文化・言語に対する十分な認識が、現在のこの地域が抱える複雑な政治・経済・社会問題の理解に
大いに役立つものと考えます。これまでの私たちの共同研究プロジェクトの成果を基に、
忘れ去られてしまった文化圏の存在や、かつての小王国、タイ王国にはないタイ系民族の存在などの認知度を
高めることを目的として企画しました。 |
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2. 開催期間 |
2009年5月15日(金)〜 5月17日(日)の3日間 |
3. プログラム及び講師 |
5月15日 |
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13:00〜14:30 |
新谷 忠彦 |
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「タイ文化圏」とは |
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15:00〜16:30 |
クリスチャン・ダニエルス |
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「タイ文化圏」の歴史と文化 |
5月16日 |
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10:00〜11:30 |
新谷 忠彦 |
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「タイ文化圏」の言語と民族 |
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13:30〜15:00 |
山田 敦士 |
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山地民の中のモンクメール系言語と民族 |
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15:30〜17:00 |
新谷 忠彦 |
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山地民の中のチベットビルマ系言語と民族 |
5月17日 |
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09:00〜10:30 |
長谷 千代子 |
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「タイ文化圏」の民族と文化(仮) |
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11:00〜12:30 |
園江 満 |
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「タイ文化圏」の農耕 |
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4. 開催場所 |
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所
(東京都府中市朝日町3-11-1)
地図
http://www.aa.tufs.ac.jp/location_j.html
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5. 対 象 |
大学生(学部生、院生)及び若手研究者 |
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6. 募集人員 |
10〜20名程度
(なお、その他当該共同研究プロジェクト共同研究員も参加予定。)
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7. 受 講 料 |
無料。 |
8. 応募方法 |
以下に挙げる応募書類2点を下記応募先あてに郵送して下さい。
又は、AA研事務室へ直接持参して下さい。(受付時間:平日9:00〜17:00)
@ 履歴書:市販の履歴書用紙又はこれに準ずるもの(身上書欄・写真は不要)
A 受講動機:800字から1200字程度でまとめたもの。様式は特に指定しません。
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9. 応 募 先 |
〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所研究協力課全国共同利用係
Webページ:http://www.aa.tufs.ac.jp/index.html
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10. 応募締切 |
2009年3月13日(金)(必着)
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11. 受講者の決定 |
AA研において選考のうえ、4月上旬頃に応募者に通知します。
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12. そ の 他 |
@ セミナー開催期間中の宿泊場所は、各受講者が手配して下さい。
A 応募書類は返却しません。
B 応募書類は、選考目的以外には使用しません。
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13. 問合せ先 |
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所研究協力課全国共同利用係
E-mail: kenkyu-zenkoku[at]tufs.ac.jp (送信の際は[at]を@に変えてください)
Tel: 042-330-5603, Fax: 042-330-5610
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