2008年度第3回AA研フォーラム
オスマン朝における
文書作成とアーカイブズ管理
講演者： 髙松 洋一
日時：
2008年5月29日（木）15:00-17:00
場所：
AA研マルチメディア会議室（304室）
講演の概要： オスマン朝は14 世紀から20 世紀初頭の600 年以上にわたる歴史を持ち、文書行政を高度に発展させて膨大なアーカイブズを残したことで知られています。講演者がここ15 年ほど調査してきたトルコのイスタンブルにある総理府オスマン文書館だけでも、1 億5000 万点を越える資料が保存されています。しかしながら、この膨大な文書がどのようなプロセスを経て形成され、今日我々が見るような形で伝わるようになったかについては、ほとんど明らかになっていません。今回の報告では、文書の作成と管理の担い手であったオスマン朝の書記たちの業務内容を中心に、講演者のこれまでの調査の概要をまとめ、今後の研究の課題を示したいと思います。
お問合せ：AA研研究協力課全国共同利用係 TEL 042-330-5603 kenkyu-zenkoku[at]tufs.ac.jp(送信の際は[at]を@に変えてください）
