オルチキ文字・サンタル文字


インド最大の少数民族であるサンタル人(約600万人)が二十世紀に作り出した文字です。サンタル人は、インドで一番新しいジャールカンド州を始め、ビハール州、西ベンガル州、オリッサ州にかけて住んでいます。そのため、サンタル語(オーストロアジア系)はデーヴァナーガリー文字、ベンガル文字、オリヤー文字、ローマ字でも書かれています。

オルチキ文字の形は、サンタル語でその文字の音から始まる言葉のものの形から作られたと言われています。

インド系文字の音節文字であるという特徴はたもっていません。「ア」に相当する母音などもアルファベットと同様に単独の文字を子音文字の右側に並べるだけです。

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