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普門寺の光明真言供養塔
府中競馬正門前駅前にある普門寺境内の光明真言供養塔です。 文政12年(1829)のものです。
光明真言を周りに配し、中央に胎蔵界大日如来の真言(ア・ビ・ラ・ウン・ケン[a vi ra huM khaM])をアを中心に残りの4文字を四方に配して刻んであります。 光明真言は oM amoghavairocanamahaamudramaNipadma jvala pravarttaya huuM というものです。 伝統的な発音の仕方は、「オン、アボギャベイロシャナウマカーボダラマニハンドマ、ジンバラ、ハラバリタヤ、ウーン」となります。 「オーム、くまなく照らし出す[大日如来の]大いなる印の宝玉の蓮華よ、輝け、広がれ、フーン」とでも訳せるでしょうか。 罪をや病をのぞき、長寿を得させてくれるという真言で、鎌倉時代なかごろから江戸時代にかけて信仰を集め、各地にこのような供養塔が立てられています。