インド系文字を自分で書いてみましょう。

　ブラーフミー文字も含めて17のインド系文字の書き順を用意しました。各文字ごとに、母音が10個、母音記号が9個、子音字が33個、あわせて約900個あります。

　デーヴァナーガリー文字からタミル文字までの現代使われている15の文字は、標準的な書き順を示しました。今から約2300年前のブラーフミー文字と、日本に伝わった梵字（正しくはシッタン文字）の書き順は、想像をたくましくして決めたもので本邦初公開です。

　ここに挙げた文字は、基本的に、ほとんどのインド系文字が共有し対応している文字です。特定の言語特有の音を表記するための文字は省略しています。表の中で一部空欄になっているのは、該当する文字がないことをあらわします。

　最後に、各文字の数字の書き順も示しました。インド数字は、アラビアを経由してヨーロッパに伝わりました。現在私たちがアラビア数字と呼んでいる数字の祖先がインド数字です。

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