展示品
[作品21]
「東部沙漠で休息するヒトコブラクダ」
展示品
 狩りから帰る途中の遊牧民が巨石のつくる日陰で休息をとっている。獲物はいまも東部沙漠で出会うことのあるガゼルが一頭。ヒトコブラクダの傍らに立つ猟犬に追い立てられ、銃で仕留められたものであろうか。イスラーム教徒の多くは犬を不浄な動物と考えているが、遊牧民が牧羊犬として飼育することは珍しくなかった。左側のラクダの鞍には、騎乗者がつかむための握りが前後に突き出しているのがはっきり描かれている。

 
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