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[作品1]
「アルナーウト(アルバニア人)とオスマン人の兵士」
アレクサンドリア

十九世紀前半のエジプトで支配階級を形成したのがアルバニア人(図左)とオスマン人(同右)である。専制君主ムハンマド・アリーの政権は、ともにアラビア語を解さない彼ら「外国人」によって支えられていた。アルバニア人はタルブーシュ(トルコ帽)をかぶって長髪をたらし、腰には短剣とピストルをさしている。オスマン人は剣を腰にさげ、シュブク(キセル)を吸っている。トルコ語話者であるオスマン人は必ずしもトルコ人とは限らず、バルカン半島やカフカース諸民族の出身者も多かった。
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