25共同研究研究資源概 要研究者養成海外研究拠点本研究所は、海外の研究者との連携と交流をより活発におこない、国際的な共同研究を展開していくために、ベイルート(レバノン)とコタキナバル(マレーシア)の2箇所に海外研究拠点を設置しています。http://www.aa.tufs.ac.jp/ja/projects/satellite/中東研究日本センター(JaCMES)中東研究日本センターは、AA研がレバノンの首都ベイルートに設置した初の海外研究拠点です。2005(平成17)年12月15日にレバノン政府閣議決定による認可を受けて、2006(平成18)年2月1日に開所式を行いました。本センターは、AA研の共同利用・共同研究拠点としての機能を海外において展開すべく、次のような活動を行います。1. 国際共同研究の推進共同利用・共同研究課題を海外の研究者とともにJaCMESで直接実施します。また、常駐の特任研究員を派遣して、長期の現地調査に専念させています。2. 若手研究者報告会「日本の中東・イスラーム研究の最前線」日本の博士課程大学院生や学位取得後の若手研究者が最新の研究報告を行い、レバノンを始めとする中東現地の研究者と直接交流する機会を提供します。3. 日本・中東関係講演会日本と中東の関係、日本におけるイスラームの歴史などを専門とする研究者を講演のために派遣し、交流の歴史と現状を紹介する機会を設けます。4. ベイルートとレバノン情勢学術情報の紹介ベイルートを中心とするレバノンの活発な学術・文化的活動の情報を収集し、レバノンとその周辺地域の激動する情勢を週単位で追跡し、ウェブサイトで公開して紹介しています。所在地:Japan Center for Middle Eastern Studies (JaCMES)2nd Floor, Azarieh Building, A2‐1, Bashura, EmirBashir Street, Beirut Central District, LEBANONPhone/Fax: +961‐1‐975851コタキナバル・リエゾンオフィス(KKLO)コタキナバル・リエゾンオフィスは、マレーシア・サバ州政府により設立されたサバ開発研究所(Institute for Development Studies, Sabah)の全面的な協力により、AA研の東南アジアにおける政治・社会・文化に関する総合的学術研究拠点として、2008(平成20)年3月1日、同研究所内に設置されました。サバ州は、ブルネイ、インドネシア、フィリピンなどの東ASEAN成長地域、南シナ海及びインド洋の交差点にあたり、多様な文化の交流の場となっています。アジア海域世界の動態の解明にとって最適な地の利を生かし、マレーシア、日本および関連諸国の研究者とともに多様な国際的共同研究プログラムを推進します。所在地:Kota Kinabaru Liaison Oce, ILCAA‐TUFSInstitute for Development Studies (IDS), c/o, IDS Lot2‐5, Wisma Setia, O Jalan Pintas, Pinampang, KotaKinabalu, Sabah, MALAYSIAPhone: +60‐88‐246116, 246167, 242871Fax: +60‐88‐234707海外研究拠点国際的な知の交流
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