AA研要覧 2005
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これまで研究の蓄積のないアジア・アフリカの言語文化に関する資料を収集し、それらの研究を促進するため、本研究所では、研究者をアジア・アフリカの諸国及びそれらの旧宗主国に計画的に派遣しています。これまで派遣された研究者ならびに派遣先は以下の通りです。1967-1969石垣幸雄(エチオピア)、守野庸雄(タンザニア)1969-1971松下周二(ナイジェリア)、家島彦一(アラブ連合)1971-1973内藤雅雄(インド)、中野暁雄(モロッコ、南イエメン)1973-1975福井勝義(ソマリア)、中嶋幹起(香港)1975-1977加賀谷良平(ボツワナ)、湯川恭敏(タンザニア、ザイール)1977-1979石井 溥(ネパール)、藪 司郎(ビルマ)1979-1981羽田亨一(イラン、トルコ)、清水宏祐(アラブ連合、イラン、トルコ)1981-1983山本勇次(ネパール)、新谷忠彦(ニューカレドニア)1983-1985辻 伸久(中国、香港)、水島 司(インド)1985-1987中見立夫(中国、モンゴル)、梶 茂樹(ザイール、ケニア、ザンビア)1987-1989松村一登(フィンランド、ソ連)、宮崎恒二(オランダ、インドネシア)1989-1991林  徹(中国、トルコ)、栗本英世(エチオピア、ケニア)1991-1993栗原浩英(ベトナム、ロシア)、峰岸真琴(インド)1993-1995新免 康(中国、独立国家共同体、イギリス)、根本 敬(イギリス、タイ)1995-1997飯塚正人(エジプト、イギリス)、黒木英充(シリア、フランス)1997-1999吉澤誠一郎(フランス、イギリス、中国、台湾)、西井凉子(タイ、イギリス)1999-2001澤田英夫(オーストラリア、インド)、本田 洋(韓国、イギリス)2001-2003床呂郁哉(スペイン、オランダ)、呉人徳司(アメリカ、ロシア)2003-2005陶安あんど(イギリス、フランス、中国)、太田信宏(イギリス、インド)42アジア・アフリカ言語文化研究所研究未開発言語文化の調査事業◆ヒジャーズ鉄道の機関車メッカへの巡礼者を運んだイスタンブール/メディナ間のヒジャーズ鉄道は「アラビアのロレンス」に爆破されて廃線となった。現在ではアンマン(ダラー)/ダマスカス線が週2便(但し片道を1便として)運行されているらしい。何度もあった幻の再建計画は最近日本のさる機関と某商社の実名が挙げられて現実味を帯びているそうだがこれも幻に終わるのだろうか。(サウジ・アラビア王国アル・ウラ市近くの鉄道工場跡,2000年2月10日,小田淳一撮影)

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