33 人文科学研究所(ISH)1988. マリ 文部科学省科学研究費補助金による現地調査「ニジェール川大湾曲部諸文化の生態学的基盤および共生関係の文化人類学的研究」を継続的に実施し,その成果をBoucle du Niger: Approches multidisciplinaires,Vol.1.(1988), Vol.2.(1990),Vol.3.(1992)として刊行した。 農業計画・経済研究センター(CAPES)1996. イラン 国際学術研究「イスラム圏における人間移動と共生システムに関する調査研究」の実施を契機に,将来幅広くイラン文化と日本文化に関する共同研究プロジェクトを組織する目的で研究協力協定が締結された。両研究機関の共同研究員に,研究員と同等の便宜と援助をおこなうことになっている。 情報文化省文化研究所(IRC)1997. ラオス 「シャン文化圏」プロジェクトを円滑に進めるため,ラオスとの共同研究を目的として学術協力協定が締結された。 インドネシア科学院社会文化研究センター(PMB-LIPI)2000. インドネシア インドネシアの研究者との共同研究,セミナー,研究交流などの推進をはかるため,学術交流に関する申し合わせ。この申し合わせに基づき,2000年度より,国際学術研究「ボルネオとその周辺部における移民・出稼ぎに関する文化人類学的研究」による共同研究,研究セミナー,研究者の交流を実施している。 科学研究費補助金(以下「科研費」という)を受けている「総括班」は,本研究所石井溥教授を代表者とし,他のさまざまな機関に所属する研究者によって組織され,本研究所に事務局をおいて,科研費にかかわる研究者・研究組織相互間,および研究者側と日本学術振興会の間の情報交換,連絡調整などの活動を行っています。 活動の主なものとしては,科研費で海外に派遣される研究組織の代表者を集めて情報交換を行う「研究連絡会」の開催や国際情勢に即応した研究調査を可能にするための「学術研究体制調査のための海外派遣」および『海外学術調査ニュースレター』の広報などがあります。(http://www.aa.tufs.ac.jp/~gisr/index-j.html) 海外学術調査総括班
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